技術大国・日本の未来 西澤潤一
ハイテク分野をはじめ、大半の製造業で世界のトップを走るといわれる日本の技術。だが、実態は外国のモノ真似であり、改良でしかない。オリジナルな技術や基礎研究に力を入れなければ、日本の科学技術に未来はない。独創/独創/半導体研究の世界的権威が示す革新的技術開発への提言。
ハイテク分野をはじめ、大半の製造業で世界のトップを走るといわれる日本の技術。だが、実態は外国のモノ真似であり、改良でしかない。オリジナルな技術や基礎研究に力を入れなければ、日本の科学技術に未来はない。独創/独創/半導体研究の世界的権威が示す革新的技術開発への提言。
「金輪際」「有頂天」「もののけ」「もっけの幸い」「面白い」「おかしい」「君」「僕」。日常ごく普通に使われながら、なにやら曰くありげなことば、なんらかの意味で歴史を担っていることばの由来や使われ方を、古典から現代までの史科をもとに、わかりやすく綴った読み物115章。『歴史のなかの言葉』を改題。
あまり計画的とはいえない旅行を繰り返しながら私が感じたのは、世界がしだいに日本に似てきているということだった。そんな突拍子もないことを、と思われるかもしれないが、それが実感だった。大げさではなく、世界は日本とそっくりになりつつある。私はそう感じた・・・・・。
経済面で危機意識を強めるソ連は1989年11月と90年4月に経済改革調査団を訪日させ、日本の戦後復興から多くを学び取った。食糧をはじめ、深刻な物不足が慢性化しつつあるソ連。経済の大きな立ち遅れがゴルバチョフ大統領唱えるペレストロイカを掘り崩そうとしている。本書は調査団が大統領に提出した日本経済報告の全訳。ソ連経済の行方を示唆する貴重な資料。
「どんなに笑われようとさげすまれようと、子供の心身の傷を思ったら、あるいは自殺されたくなかったら、髪をふり乱し、なりふりかまわずあらゆる手段に訴えるべきだろう」校則のしめつけや教師の“暴力”から、教育の主体である子供の人権を守るために16年間、孤軍奮闘し続けた母親のケンカ渡世。
わけ知り顔のオトナの現実主義ばかりが巾をきかす現代をいかに主体的に生き抜くか。自称知識人やえせインテリがうそぶく怪しげな論理と俗物教養主義にだまされない“知的武装”の方法は、若き評論家が、古典の読み方、探書手帳の作り方、書評の読み方、ブックガイドなど読書のノウハウを具体的に示し、知的「生活者」に送る異色の読書論。
無意識に働きかける、根源からの出発、三つの7年期の理念、頭と心と手足のバランス・・・・シュタイナー思想の研究・実践を通じて、「自由への教育」という理念を詳細に論じながら、ドイツ・シュタイナー学校の夏期集会での体験、「日本シュタイナー・ハウス」の活動状況を報告する。
歴史はときに、血を欲した。このましくないが、暗殺者も、その兇手に斃れた死骸も、ともにわれわれの歴史的遺産である。そういう眼で、幕末におこった暗殺事件を見なおしてみた。(あとがきより)万延元年3月3日朝、江戸城桜田門外で、春の雪を血で染めた大老井伊直弼襲撃など、十二の事件に幕末狂乱の時代を描く連作小説。
家康にとってもっとも怖い敵は真田幸村だった。幸村は、霧隠才蔵をはじめ、三好清海入道、筧十蔵など手強い部下を持っている。なかでも猿飛佐助は、このシリーズで大活躍。ますます奇想天外の働きをして、徳川方を苦しめる。後藤又兵衛、木村重成も登場して、いよいよ大阪夏の陣。血湧き肉おどる伝奇ロマンの傑作だ。
慶長五年関ヶ原。家康は島左近配下の武田忍びに暗殺された!家康の死が洩れると士気に影響する。このいくさに敗れては徳川家による天下統一もない。徳川陣営は苦肉の策として、影武者・世良田次郎三郎を家康に仕立てた。しかし、この影武者、只者ではなかった。かつて一向一揆で信長を射った「いくさ人」であり、十年の影武者生活で家康の兵法や思考法まで身につけていたのだ・・・。
戒名、電信柱、電話のお待たせオルゴール、敷金、駅のアナウンス、おいしい水、etc・・・。便利さや快適さを求めて、われわれはアレもコレもほしがった。でも、ひょっとしたらこんな物なくても困らないんじゃなかろうか?なぜこんなものが必要なんだろう?日常慣れ親しんでいる物38点にこだわって、ホントに要るもの、要らないものを総点検。楽しく読める文明批評。
柏木誠治は45歳の課長。妻と子供二人の四人家族。ローンで購入したマンション”新菊名ハイツ”は、駅から徒歩20分、612平方メートルの3LDK。新入社員の部下との艶夢で目覚め、東横線の車内で経済新聞を片手にラッシュにもまれ、仕事の後は居酒屋のさんまの塩焼きで一杯やって割り勘にする-----あなたのことかもしれない、ごく普通のサラリーマンの日常を超リアルに描く長編。
日本を席巻したバブル景気の宴が幕を下ろし、破綻した金融システムと腐敗した官僚制度だけが残った・・・。いったい日本はどこで道を踏み外してしまったのか。「満足せる人々は短期的な問題には目を向けるが、長期的な問題は無視するか先送りする」。現代資本主義社会の病巣を鋭く抉る。異端の経済学者ガルブレイス。ウィットと皮肉と深い洞察に富んだ本書は危篤患者「日本」の特効薬である。
日本経済の牽引車か、“諸悪の根源”か。毀誉褒貶の著しい日本の総合商社の巨大な組織とダイナミックな機能、日本的体質と活動のすべてを商社マンとその家族の日常生活とともに圧倒的な現実感で描く。世界に類のない機動力を持った日本の総合商社の企業活動の裏側で展開されるなまなましい人間ドラマを通じて、ビジネスマンにとっての”幸福な人生”とは何かを興味深く追求した話題作。
「親の敵・・・・・」夜の闇につつまれた猿子橋のたもとで、秋山大治郎は凄まじい一刀を浴びせられた。曲者はすぐに逃げ去り人違いだったことがわかるが、後日、当の人物を突き止めたところ、秋山父子と因縁浅からぬ男の醜い過去が浮かび上がっていくる「待ち伏せ」。小兵衛が初めて女の肌身を抱いた、その相手との四十年後の奇妙な機縁を物語る「或る日の子兵衛」など、シリーズ第9弾。
得体の知れぬ目眩に襲われたその日、小兵衛は、恩師・辻兵右衛門ゆかりの侍・井関助太郎を匿うことになる。井関は手負いで、しかも曰くありげな小さな男の子を連れていた。小兵衛にすら多くを語らぬ井関に、忍びよる刺客の群れ。小兵衛は久しぶりに全身に力の漲るのを感じるのだった。一方江戸城内では、三冬の父・田沼意次が窮地に・・・・・表題の特別長編に、短編「おたま」を併録。シリーズ15弾。
実力者の取締役に認められた直後、柳沢誠一は社内麻雀で役満の九連宝燈を上がった。イカサマだった。同僚たちは気づかなかった。そのとき、柳沢は背後に視線を感じた。矢代美根子がいた。恐怖が襲った。もし美根子が真相を明かせば、卑劣漢とされ出世競争からも・・・・・。美根子の口を封じるため、柳沢は周到な計画を立てた。
音もなく小兵衛の前に現れ、「秋山先生に勝つために」、八年ぶりに帰ってきたとうそぶく役者のような若侍の正体は?次々と道場を襲い相手を一撃のもとに殺していく魔性の天才剣士と秋山父子との死闘を描く表題作。愛弟子に〔なれ合い試合〕の許しを求められ、苦衷を察して許可を与えた小兵衛が、皮肉にもその試合の審判を引き受けることになる。「雷神」なあど全8編。シリーズ第4作。
小兵衛の剣友を見舞った帰途、大次郎の頭上を一条の矢が疾った。心当たりはなかったが、これも剣客商売故の宿命か。「おまえが家を出るときから見張られていたのではないか」小兵衛の一言で大次郎は、次の襲撃を呼び寄せるように、「下帯一つの裸身で泰然と水浴びをはじめた-----「波紋」。旧友内山文太を想う小兵衛の心情を描き格別の余韻を残す「夕紅大川橋」など全5編。第13弾。
河野昭夫は大和商事食料品部副部長。東大卒のエリートだが出世街道からは外れている。原因は学生時代に娼婦から受けた心の傷と、性生活の消極差からくる妻の蔑みだった。そんな折、役員の一人が蒸発し、河野は会社の冷たさを思い知る。さらに年老いた母との同居を拒む妻から暴かれた性写真のコレクション。絶望のあまり雑踏の仲へ飛び出した河野は一人の少女と出会った。
西湘銀行町田支店長・木内亮は、十八年間勤めた銀行から業務上横領罪で告発された。突然の特別監査が入り、帳簿類は押収、本店決裁を受けない貸出と預金流用が発覚したのだ。業績を上げるために無理を重ねた結果であった。藁にすがる思いで直系の上司・桜井を頼ったが、次期頭取の椅子を狙う桜井にとって、木内はすでに有害無用の男だった。
福島県郡山の山林で女性の他殺死体が発見された。三日後、福井県九頭竜湖”夢の架け橋”爆破事件での損傷著しい死体。ともにルポライター森口麻衣子だと断定された。報告を受けた鉄道警察の高杉春雄警視が捜査を始めると、今度は徳島県小鳴門橋爆破の知らせが入る。JR新四国本社には犯行声明と瀬戸大橋爆破予告の脅迫状が届いていた。先の事件との繋がりに気付いた高杉は犯人割出しを急ぐ・・・・。
〈広告というものは昭和三十年代前半まで堅気のする仕事ではなかった〉(「『電通』早わかり」)など、本質をついた辛口コラムの数々。その一方で、昭和の世相風俗を描いて、やさしく清らかな眼差しに満ちた「謹賀新年」「突っ込め」など46篇を収録。山本夏彦の世界がこの一冊に。
「新聞が呼号し売買する正義は常に読者の利益と一致する正義である。読者の欲する正義は損しない正義で、それは多く正義ではない。平和もまたそうである」----紛い物の正義を売る大新聞を痛烈に嗤いのめした表題作ほか59の傑作コラム。辛辣無比の毒舌と爽快無類のエスプリの絶妙なるカクテルをとくとご賞味あれ!
百貨店が軒並み悲鳴をあげている。入店客が減ったのは今に始まったことではないが、最近はその百貨店のショッピングバッグを下げて出てくる客がめっきり減った。著者は今日の百貨店大不況は、誰のせいでもなく百貨店自身の責任であるという。百貨店の現況をバブル崩壊のせいにする人がいるが、それは一因で、真因は別にあるのだ。百貨店出身の作家、渡辺一雄が真摯に挑んだ百貨店不況への処方箋。
大半の企業が年功序列から実力昇進へ人事制度を切り換えている。終身雇用の廃止という事例も珍しくない。日本の企業は時代適応力があるというが、とにかく変わり身が早いのだ。見渡せば企業変身に乗り遅れた社員が何と多いことか。が、時代の転換期は却って人間を鍛える。変化はチャンスである。企業の氷河期を生き抜くための知恵を説くサラリーマンバイブル。
東京・中野区の区会議員・大野渉の変死体が新宿で発見された。二ヶ月前、茨城県土浦市に本店を構える筑波銀行新宿支店長の山地浩一が焼身自殺を遂げており、二つの事件の背後には、暴力団への巨額の不正融資と恐喝事件があることが判明する。スキャンダルを恐れる銀行、天下り頭取一派にダメージを与えようとする専務、そのはざまでゆれ動く行員・・・。企業小説の巨匠が鋭いメスで聖域を抉った傑作長篇!
経営危機が噂される東京シティ銀行。社長の西岡一郎はワンマンで知られ、その経営実態を暴くべく大蔵省の意向を受け、三人の常務が送り込まれた。しかし送り込まれた二人の常務は、逆に奇怪な事件に巻き込まれ、背任横領の疑いをかけられる。常務の一人、石井善之は甥の新聞記者・数馬竜太に救いを求めた。絵画を消失してしまったのだ。
一流都市銀行・富国銀行人事部の山岡と新井は、都立G商高の就職指導主任・水野らの接待に躍起になっていた。銀行業界では、毎年女子行員を確保するのが大変なのだ。山岡は恒例に倣い、教師の旅行会への寄付を新任の上司・平川第三人事課長に頼んだ。だが、モラルと減量経営を理由にその出費を拒まれた。結果、会社説明会はボイコット、会社訪問もなし・・・・・・。表題作他、ビジネスマンの哀歓を描いた七篇。
”来年度の対日穀物輸出二十%削減”アメリカ農務省の発表が全世界を走り、日本はパニック寸前だった。日米経済戦争で追い詰められたアメリカの報復措置か。情報をいち早くキャッチしていた大東商事の中山は、保守党との連絡を密にする。一方、中央放送協会の橋本も”食糧輸入国の悲劇。が突然制作延期された時から裏に政治の影を感じていた。明日にも起こり得る糧断の恐怖を描く近未来シミュレーション。
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
| 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
| 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
| 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
| 29 | 30 |
最近のコメント